執筆要領


日本湿地学会会誌『湿地研究』執筆要領

(2015年1月 改定)
(2018年9月1日改定)
(2018年10月21日改正)
(2019年6月16日改正)
(2022年3月24日改正)

1. 投稿原稿の構成
投稿原稿の構成は次のとおりとします.
1) 投稿票
2) 本文
3) 引用文献リスト
4) 図(タイトルと説明文を含む)
5) 表(タイトルと説明文を含む)

2. 投稿票
投稿票には以下の内容を記すこと.
①査読付き論文(「原著論文」,「実践研究」,「総説」,「研究ノート」)の場合
1) 掲載記事の種類
2) 和文表題
3) 英文表題
4) 和文著者名
湿地学会会員,非会員の別を併記のこと.
5) 英文著者名
6) 連絡対応著者の氏名と連絡先(所在地,電話番号,メールアドレス)
7) 和文所属機関名
8) 英文所属機関名
9)  和文要旨
和文要旨は全角600字程度とする.要旨は独立して扱われることがあるため,本文中の節・項,式,図表を引用してはならない.また一般的でない略記法,記号,術語は 定義せずに使用しないこと.句読点,仮名づかい,数字・生物名・単位の表記法・使用法については,3.本文についての要領に準ずること.
10) 英文要旨(「原著論文」のみ必須,「実践研究」,「研究ノート」,「総説」については任意)
英文要旨は400語程度とする.執筆上の注意点は和文要旨に準ずる.
11) 和文キーワード(5つ程度)
12) 英文キーワード(5つ程度,「原著論文」のみ必須,「実践研究」,「研究ノート」,「総説」については任意)

②査読無し記事(「事例紹介」,「トピックス」,「書評」,「会告」,「その他査読なし記事」)の場合
1) 掲載記事の種類   
2) 和文表題
3) 英文表題
4) 和文著者名
5) 英文著者名
6) 連絡対応著者の氏名と連絡先(所在地,電話番号,メールアドレス)
7) 和文所属機関名

3. 本文
 原稿は,12ポイント程度の文字,1ページあたり30行程度,A4版の用紙に印刷できるようにする.上下左右には3 cm程度の余白を設ける.行番号・ページ番号を通してつける(行番号はページ毎に振りなおさず,最後のページの最終行まで一連の番号をつける).なお刷りあがりの1ページは概ね全角2,200字に相当する.
 句読点は「,」「.」(全角)とし,仮名づかいは現代仮名づかいを基本とする.数字はアラビア数字を用い,3桁ごとにコンマを入れる.生物和名はカタカナを用い,報文の場合には初出箇所に学名(イタリック表記)を併記すること.なお学名の命名者名の記載は任意とする.
 単位は国際単位系(SI 単位)を用いる.
 章・節・項の見出しは下記のようにする.
  章 1., 2., 3., …
  節 1.1, 1.2, …, 2.1, …
  項 1.1.1, 1.1.2, …

4. 引用文献の書き方
 本文中で文献を引用する際は,以下の例のように記述する.同じ著者が同一年に発表した異なる文献を引用する場合は,発行年の後ろにa,b,c,…を付して区別できるようにする.著者が複数にわたる場合,3名以上のときは第一著者のみを記し,残りの著者は和文の場合には「ら」,英文の場合には“et al.”とする.ウェブサイトを引用する場合も,著者や発表年が明確な場合にはそれを記す.著者・発表年が不明瞭な場合も,サイト管理者名を引用文献リストと照合できるよう記載する.印刷中(英文の場合 in press)という用語は,その論文が受理されている場合にのみ使用し,未受理の場合には本文中で「未発表」と記し,引用文献リストには記さない.

例1:佐藤・小林(2008)によれば…,またYamada et al.(2010)は,….
例2:…と報告している(佐藤ら 2007,Kato and Obama 1998).
例3:…と報告している(佐藤 2006a,●▲県○○部a,●▲県○○部b).
例4:…と報告している(佐藤 2006b,小林 印刷中,●●省 2003).

5. 引用文献リストの書き方
 引用文献リストは,和文・英文の文献を論文・単行本などの別なく混在させて,著者の姓の頭文字のアルファベット順に,また同一著者の場合は発行年順に並べ,本文の最後にまとめる.各文献は以下の例にしたがって記載する.可能な場合にはDOI(Digital Object Identifier)も併記する.ウェブサイトの場合には,URLと参照日を記す.

雑 誌
Hussain SA, Singh RK, Badola R (2008) An ecological survey of the Trans-Himalayan wetlands of the proposed Changthang Biosphere Reserve, India, for conservation planning. Biosphere Conservation, 9(1), 53-63.
野原精一・加藤秀男・高村典子・三上一(1999)十和田湖の水生植物の現状-1997年の調査結果から-.国立環境研究所研究報告,146,49-54
○■▼△(印刷中)湿地の…の変化に関する研究.湿地研究.

書 籍
呉地正行(2006)雁よ渡れ.どうぶつ社.
Mitsch WJ, Gosselink JG (2007) Wetlands 5th ed. John Wiley & Sons Inc.

章または分冊
Maltby E (1991) Wetlands and their Values. Wetlands (ed. Finlaysonn M, Moser M),8-26. Facts On File Limited.
岡田操(2007)雨竜沼湿原.北海道の湿原(辻井達一・岡田操・高田雅之編著),76-79.北海道新聞社.

報告書等
○△省○■局(2003)平成14年度○○検討業務報告書(○△省○■局△○事務所,株式会社△▼ ,平成15年3月).

ウェブサイト
○○省(2003)日本の▼■についての集計結果.<http://www.xxxx.yyyy/zz.html>(参照2005年4月17日)
▲県○○部a,●▲県の動植物の現状.<http://www.aaaa.bbbbb.cccc/shokubutu.pdf>(参照2008年12月10日)
▲県○○部b,●▲県の湿地の変遷.<http://www.aaaa.bbbbb.cccc/shicchi.pdf>(参照2008 年12月10日)

上に示した記載方法が取りにくい資料の場合も,著者名,出版時期,タイトル,出版地,出版元などに関する情報を可能な範囲で記載し,読者による参照が可能なようにする.

6. 引用等に関連する著作権に関する注意
原稿中に他の著者による文章や図表等を引用する場合は,投稿者の責任において事前に著作権者から了解を得ること.

7. 図表
 図(写真を含む)および表は,本文中に組み込まず1つずつ別紙に書く.1つの表は1ページに印刷できる大きさとする.1ページを越える表については2つ以上に分割すること.図表は刷り上がり時の横幅寸法がほぼ7 cmまたは15 cmとなることを想定して,明瞭な原稿を提出すること.
 図と表は,和文原稿では図1,表1,英文原稿ではFig. 1,Table 1Fig. 1,Table 1のように通し番号を付けて表記する.図と表には本文を読まなくても理解できる程度の説明文を付ける.本文が和文の「原著論文」については,図表の説明文は原則として和文と英文を併記すること.本文が和文の「実践研究」,「研究ノート」,「総説」については,英文の併記は投稿者の任意とする.
 図表の本文挿入箇所を本文中に前後に空白行を入れたうえで,

  図1あるいはFig. 1 挿入箇所

のように指示する.

8. 投稿時の提出物
投稿時には,1.投稿原稿の構成に指示する1)~5)をその順で1つのpdfファイルにまとめて提出する.ファイルサイズは5MBを超えないよう努めること.投稿は電子投稿を基本とするが,電子媒体(CD-ROM等)を同封した郵送も受け付ける.

9. 投稿先・問い合わせ
原稿は下記の編集委員会に送付する.投稿する際の電子メールにはタイトル欄(subject 欄)に「湿地研究投稿原稿_○○」(○○は連絡対応著者の姓)と記す.

〒464-8662
愛知県名古屋市千種区星が丘元町17-3
椙山女学園大学教育学部 日本湿地学会誌編集委員会 野崎健太郎
メールアドレス:journal@j-wetland.jp

10. 英文校閲
英文で投稿する場合は事前に英文校閲(ネイティブスピーカーによる校閲)を必ず行い,英文校閲の証明書の提出を必須とする.「原著論文」の英文要旨については,同様の証明書の提出を求めることもある.

11. その他
本要領は改訂されることがあるため,湿地学会ウェブサイトに掲載の最新の執筆要領を参照すること.また,本要領に定めのない事項に付いては,編集委員会に問い合わせること.